JV
JVとは,Joint Venture (合弁企業)の略です。複数の企業が共同で特定の事業を立ち上げる目的で設立されます。参加する企業からヒト,モノ,カネの経営資源が投下されますので,広く資本を募集するということは少なくなります。そのため,大企業とのJVは,中小企業にとって非常に魅力的です。
いっぽうで,特定の目的で設立するため,他方では競合である企業同士が立ち上げることもあり得ます。その場合は,参加する企業のノウハウなどの知的財産の利用と保護,JVで生まれる特許や権利の所有権を明確にしておかなければ,自社の強みを盗用されるだけで終わる可能性もあります。当然のことながら参加企業は,自社に有利な条件を希望します。特に大企業であれば,資本の関係だけでなく,自社に法務部門があるため契約上も有利に進めることができます。
中小企業にとって,JVは業務拡大の貴重なビジネス機会であると同時に,技術や従業員など自社の強みを盗用される危険もはらんでいるため,プロジェクトの進め方や契約は,弁護士と相談の上,進めていくことが望ましいです。
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